最後の戴帽式で献身誓う 松山赤十字看護専門学校 31人自覚と責任
松山赤十字看護専門学校(横田英介校長)の戴帽式が25日、愛媛県松山市清水町3丁目の同校であり、今春入学した105回生の1年生31人が看護師として患者のために働く自覚と責任を誓った。同校は本年度の新入生が卒業する2019年3月で閉校予定のため、今回が最後の戴帽式となった。
式では在校生や保護者ら約200人が見守る中、一人一人に赤十字のマークが付いた真新しいナースキャップが贈られた。学生は明かりをともしたろうそくを手に、看護の倫理を説いたナイチンゲール誓詞を朗読。横田校長が「どんな看護師になりたいかを自身に問い直し、くじけそうなときは今日の式を思い出して乗り切ってほしい」と激励した。
学生(18)は「身の引き締まる思い。患者を身体的にも精神的にも支え、家族もケアできる看護師を目指したい」と目標を語った。
学生は今後、本格的に始まる病院実習などで専門知識を習得し、国家試験を目指す。