伝えたい、三津浜の今と昔 写真展 約560点・30日まで

 瀬戸内の交易や人の行き来の結節点として古くから栄えた港町・愛媛県松山市三津地区の今と昔の写真約560点を集めた「私のまちの写真展」が30日まで、同市三津1丁目の古民家「木村邸」で開かれている。明治から現在までを比較することを通じ、風景や人の営みの変遷と、変わらない魅力が再確認できる。
 写真展は大学や商業団体、市などが運営する松山アーバンデザインセンターが、まちづくりの担い手育成支援の一環で企画した。プロジェクトメンバーは愛媛大と松山大の学生4人で、地元住民も「昔を知る貴重な写真の散逸が進んでいるが住民の力だけでは保存できない」と町内会の回覧板などを通じ古い写真集めに協力。地元の写真を収集し撮りためてきた愛好家らから提供してもらった。
 現在の三津地区の写真は9、10の2日間、住民を含む8人で撮影した。商店街の飲食店や造船所、波止場での釣り客などを取り上げており、約80年前のドイツ製カメラも使用。昔と今のモノクロ写真が並び、どちらが昔か分からなくなる遊び心あふれる展示も楽しめる。
 会場の木村邸は明治期に建てられた商家。メンバーの松山大経営学部4年大倉颯さん(21)は「古い町並みは魅力だが建物が壊され変わってきている。写真展は歴史を語り継ぐことも目的だが、古いものを財産として残すために価値や良さを知り、地域活性化につなげるきっかけにしてもらえれば」と話していた。
 入場無料。午前10時~午後5時。

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 会場の木村邸は明治期に建てられた商家。メンバーの松山大経営学部4年大倉颯さん(21)は「古い町並みは魅力だが建物が壊され変わってきている。写真展は歴史を語り継ぐことも目的だが、古いものを財産として残すために価値や良さを知り、地域活性化につなげるきっかけにしてもらえれば」と話していた。
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