暴力団を排除し、銃器・薬物を追放しようと、第25回暴力追放県民大会が27日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、自治体や企業などから約1000人が出席し、「利用しない」「恐れない」「金を出さない」に「関わらない」を加えた「3ない運動プラス1(ワン)」の推進を宣言した。
 県暴力追放推進センターと県銃器・薬物対策推進本部が主催。暴追センターの森田浩治理事長が「県内の暴力団勢力は約400人。県民の安全を守るため、関係機関の意識共有や連携を強化していきたい」とあいさつ。県警の林学本部長が「県民の安心安全の確保のため取り締まりを強化していく。県民全体が一体となった活動が不可欠」と呼び掛けた。
 京都府暴力追放運動推進センターの上原忠晴事業課長が、暴力団組長に扮(ふん)し、覚醒剤や本などを売りつける不当要求の手口を実演。「絶対に個人情報は伝えないように。また、何日の何時に何があったか手帳などにメモをしておくと後で証拠になる。何かあれば警察に相談するように」と注意喚起した。