愛媛県伊予市は優良な地元産品を認定する「ますます、いよし。ブランド」に、中山栗や唐川びわなど12品目を初めて選んだ。1日、市役所で認定証授与式があり、武智邦典市長が生産者に証書を手渡した。
 優良産品の育成や市の認知度向上、地域産業の活性化などを図ろうと本年度創設。市内の事業所を対象に公募し、応募23品目から認定委員会が選んだ。
 認定期間は10月からの3年間で、生産者はブランドマークを使用でき、市は県内外の物産フェアや市ホームページ、冊子でPRする。
 式では武智市長が「12品目を軸に、魅力発信や販路拡大などを通じてブランド化事業を推進していきたい」とあいさつ。最多5品目の認定を受けたJAえひめ中央の福島龍雄理事長は「先人が苦労を重ね産地化してきた。認定を有効活用し販売していきたい」と謝辞を述べた。他の生産者も、さらなる生産拡大や商品開発への意気込みを語った。