任期満了に伴う愛媛県西条市長選挙が13日、告示された。再選を目指す現職の青野勝氏(59)=無所属、同市楠=と、新人で元西条市区選出県議の玉井敏久氏(53)=無所属、同市丹原町高松=と自営業の西田直人氏(50)=諸派、同市下島山=が立候補を届け出、20日の投開票日に向けて7日間の選挙戦に突入した。
 2004年に2市2町が合併し、新西条市が発足してから4回目の市長選。前回12年は旧西条市時代から通算17年間市長を務めた故伊藤宏太郎氏や青野氏ら3人が争い、青野氏が122票差で伊藤氏に勝利した。
 青野氏は1期目の施策のさらなる発展を訴え、大票田の旧西条市に重点を置いて支持固めを図る。
 玉井氏は集会などで情報通信技術を取り入れた施策などを主張し、旧西条市を中心に支持拡大を目指す。
 西田氏は9月に出馬表明。ブログなどインターネットを活用し、しがらみのない政治や脱原発を掲げる。
 立候補の届け出は午後5時まで。期日前投票は、14~19日の午前8時半~午後8時、市役所本庁舎と3総合支所で実施する。投票は20日午前7時~午後8時に市内71カ所(山間部12カ所は午後6時まで)で行い、午後9時10分から市総合体育館(ひうち)で開票する。
 12日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は9万3380人(男4万4271人、女4万9109人)。

愛媛新聞社は20日投開票の西条市長選の開票結果などを有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。