木のベンチで一息を、とべ動物園に寄贈 上浮穴高生 実習で製作
愛媛県久万高原町の上浮穴高校で木材加工について学んでいる森林環境科の生徒10人らが25日、砥部町上原町の県立とべ動物園を訪れ、県産材で作ったベンチなどを贈った。
同校の地域貢献活動の一環。生徒は木材加工や総合実習の授業で地元から提供を受けたヒノキ約2トンを加工し、背もたれ付きベンチ10点、丸太ベンチ4点、丸太踏み台5点の計19点を完成させた。
園であった贈呈式では、森田桂子校長が「生徒たちが作ったベンチが、ほっと一息するときのお手伝いになれば」とあいさつ。渡辺清一園長は「すばらしいベンチで、来園者の方に末永く利用されることになると思う」と感謝した。
生徒代表として感謝状を受け取った3年の高岡華花さん(18)は「木の皮をはぐのが大変だった。たくさんの人に座ってもらって木の温かさを知ってほしい」と話していた。