夏目漱石の没後100年の命日(12月9日)を前に、松山坊っちゃん会は3日、愛媛県松山市一番町3丁目の坂の上の雲ミュージアムで開いた例会で漱石忌法要を営み、会員約30人が「坊っちゃん」や「吾輩は猫である」などの名作を残した明治の文豪をしのんだ。
 漱石は多くの松山人と交流を深め、1916(大正5)年、胃潰瘍のため49歳で亡くなった。1895(明治28)年、28歳の時、愛媛県尋常中学校(現松山東高)に赴任し、1年間教壇に立った。松山の下宿「愚陀仏庵」では療養で帰省した正岡子規と52日間共同生活を送り、多くの俳句を残した。
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 9日付で特集記事「漱石没後100年」を掲載します。