幾重にも重なる石垣で知られる愛媛県西条市千町(せんじょう)で17日、耕作放棄地となった棚田に竹灯籠約450個が並べられ、冷え込んだ山間部に輝く何本もの光の筋が幻想的な風景を作り出していた。
 耕作放棄地が増えている千町地区では、2005年から西条農業高校(同市福武)が棚田を保全するために稲作などを実施。15年からはライトアップをしており、17日は生徒ら約40人が朝から竹と和紙で高さ20~30センチほどの灯籠を作った。