野球のU―12(12歳以下)アジア選手権(9日から5日間・中国)で初優勝した日本代表。侍ジャパンのエースとしてチームを優勝に導いた愛媛県今治市日高小6年、高橋大和選手(12)=日高軟式野球クラブ=と代表コーチを務めた同クラブ監督の西浦生記さん(44)が17日、大会を振り返った。
 高橋選手は外野手登録だったが、東京都での直前国内合宿で練習試合に登板し好投。仁志敏久監督(元巨人など)ら首脳陣から高い評価を受け、投手として予選リーグ2戦目と決勝の先発マウンドを任された。
 相手は2戦とも、優勝候補の一つ、韓国で「体が大きくパワーがあった」。初の国際大会に緊張もしたが「テンポ良くコースに投げてアウトが取れた」と四回途中まで1失点に抑え勝利投手となった。「感じたことのないプレッシャーがあった」という決勝は、初回こそ2四球と制球を乱したが、三回途中まで投げ3三振を奪うなどして無失点だった。