愛媛県は26日、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの報告数が急増したと公表した。国の警報基準を4年ぶりに上回った。ノロウイルスが主な原因で、県は感染予防の徹底を呼び掛けている。
 県によると、12~18日の1週間で県内37医療機関の感染性胃腸炎の患者数が909人、定点当たり24.6人となった。国の警報基準は定点当たり20人以上。保健所別では松山市が定点当たり35・1人、西条が31.5人で特に多く、今治と宇和島を除く5カ所で前週より増加した。