愛媛県砥部町上原町の県立とべ動物園で3日、恒例の「新春もちつき」があった。今年の無病息災を願って大勢の家族連れらがきねを振るい、つきたての餅を頬張った。
 来園者に正月気分を味わってもらおうと、1988年の開園から毎年実施している。田村千明副園長が干支の酉にちなみ、「大空にますます羽ばたけるような年にしたい」とあいさつした。
 湯気の上がる蒸したばかりのもち米15キロを少しずつ石臼に移し、子どもたちがリズムよくきねを振り下ろした。つき上がった餅は職員がとりわけ、すぐに来園者に振る舞われた。