愛媛県が17日発表した2014年度県民経済計算によると、物価変動の影響を除いた実質の県内総生産は、前年度比0.4%減の5兆942億円で2年ぶりにマイナス成長となった。
 一方、物価変動を反映した名目の県内総生産は1.1%増の4兆7564億円で、2年連続のプラス成長になった。
 14年度は8%への消費税増税や円安の影響で物価が上昇し、個人消費が低迷。県内経済全体は雇用情勢を中心に穏やかな回復基調にあったが、業種や事業規模などによってばらつきがあった。