全国有数のミカン産地、八幡浜市で30日、主力の早生(わせ)温州の収穫が始まり、農家が愛情を込めて育てた果実を摘み取る光景が、市内各地の園地で広がっている。作業は11月中旬ごろ本格化し、年内いっぱい続けられる。  JA西宇和(八幡浜市)によると、今期は8月の長雨と日照不足で平年より品質にばらつきが出ているが、9~10月に好天が続き、糖度、酸度ともまずまずに仕上がっている果実が多い。  「マルカ」ブランドで知られる川上地区の園地では農家175戸のうち、約130戸で収穫がスタート。農協職員から転じて就農12年目になる大森昇さん(51)は、妻と両親の4人で、果実の色づき具合を確かめながらハサミで一つ一つ丁寧に摘み取っていた。