梅雨の大雨や台風による土砂災害に備えようと、八幡浜市保内町宮内の宮内小学校で7日、防災出前授業があった。4~6年生の約120人が消防署員から、災害時に身を守る方法を学んだ。
 出前授業は、旧保内町と旧伊方町を管轄する八幡浜消防署第2分署が、2014年8月に広島市で発生した土砂災害を受けて15年度から実施。16年度は旧保内町の3小学校で開く。
 授業では長壁常司消防司令補(53)が「山が多い八幡浜でも、大雨が降れば土砂災害は起こりうる」と注意喚起。崖崩れや土石流、地滑りなど土砂災害の特徴を説明し、山鳴りや斜面から湧き水が噴き出すなどの前兆がみられるとした。