地方創生政策コンテストで佐藤さん(愛媛大附属高)優秀賞 地元愛醸成に着目
「地方創生☆政策アイデアコンテスト」(内閣府主催)の最終審査が21日、東京都文京区の東京大であった。地元への愛着醸成に着目した愛媛大附属高校3年の佐藤瞳さん(18)が地域活性化策を発表し、高校生以下の部で、二席に当たる優秀賞に選ばれた。
コンテストは2015年度から開催しており、地域ごとに産業構造や人口動態などのビッグデータを見ることができる「地域経済分析システム(リーサス)」(内閣官房提供)を用いた政策を募集。今回は高校生以下の部に213件、大学生以上一般の部に486件の応募があり、地方予選や書類審査を経て各部5組が最終審査に臨んだ。佐藤さんの政策は「マインドから変える地方創生~私が考案した地方間交流型フィールドワークの可能性」。リーサスを使い、地域への誇りや愛着などの意味を持つ「シビックプライド」の意識が高いほど、転出数が少なく観光客が多い傾向を証明。小学生時代からの意識醸成が地方創生につながると訴えた。