終戦から71年の「原爆の日」を前に、核兵器の恐ろしさを訴える「原爆パネル展」(県原爆被害者の会新居浜支部主催)が新居浜市高木町の市総合福祉センターで開かれている。29日まで。
戦災被害を語るパネル写真や書籍などの資料約70点を展示し、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えている。
長崎で原爆被害にあった母子が寄り添って倒れている写真に見入っていた市内の主婦戸田繁子さん(72)は「弱い人が犠牲になり悲しい。二度とこんな兵器をつくってほしくない」と声を震わせた。
厚生労働省によると、2016年3月末現在、被爆者健康手帳所持者は17万4080人で、平均年齢は80歳を超えている。