東日本大震災から5年半を迎え風化が懸念される中、経験を未来へつなげたいと、仙台市の私立東北高校の2年生100人が7日、松山市湊町7丁目の済美高校を訪れた。同校の2年生105人と防災対策を発表し合い、災害への備えについて考えた。
東北高は2004年春の選抜高校野球大会準々決勝で済美高と対戦した縁で、13年に修学旅行で愛媛を訪れ交流。今回は6日から9日まで、愛媛や大阪などを巡る修学旅行の一環で訪れた。
済美高生は、交流を機に震災学習が始まり、14年には復興の様子を学ぶため宮城県気仙沼市に視察団を派遣したことなどを報告。南海トラフ巨大地震の被害想定も解説した。