愛媛県農林水産研究所の2016年度成果報告会が31日、県庁であり、水産や果樹など12部門の最新研究を紹介。試食品も準備し、来場者らは成果をおいしく実感していた。
 農業研究部の水口聡研究員(47)は気温が高くてもよい品質に育つ水稲「媛育73号」を紹介。県産米で初めて食味ランキング最上級の「特A」を受賞したことがあるヒノヒカリと食べ比べた来場者からは「甘くておいしい」との評価が上がり、水口研究員は「西日本の気候ではなかなか難しい『特A』を目指したい」と話していた。