愛媛県西条市三芳の市立燧洋(すいよう)幼稚園の解体工事に伴う汚水排出問題で、玉井敏久市長は30日、臨時会見で関係職員ら5人の処分を発表し、首長の管理監督責任を明確にするとして自身の給与減額の条例案を次期市議会に提案する考えを明らかにした。
 処分は28日付。公務員の信頼を失墜させたとして、工事を担当した市教育委員会の西部分室と本庁教育総務課に所属する40代の係長2人を訓告、管理監督責任を問い、50代の部長1人と50代の課長2人を厳重注意とした。市によると、懲戒に満たない職員処分に伴って市長が減給提案をするのは異例。