考えて科学の「なぜ?」鬼北で高知高専生 出前授業
科学の楽しさを知ってもらおうと、高知工業高等専門学校(高知県南国市)物質工学科の5年生3人が10日、愛媛県の鬼北町下鍵山の日吉中学校で出前授業をした。液体窒素を使った実験を通して、日吉小学校の児童と日吉中の生徒に自分で調べることの大切さを伝えた。
高知高専では、小中学校を対象に出前授業を行っており、今回は、5年の谷有香里さん(20)が日吉小、日吉中の卒業生だったため実現した。
10日の授業には小学5、6年と中学1年の計37人が参加。「極低温を体験しよう」をテーマに、マイナス196度の液体窒素にゴムボールや風船を入れる実験をした。
子どもたちはゴムボールがガラス玉のようになり、風船がすぐしぼんでしまう変化に「なんで」「すごい」と興味津々。谷さんは「どうして変化したのか自分で考えてみよう」と呼び掛けた。