【映画】ケープタウン
南アフリカの都市ケープタウンで、人気の元ラグビー選手、バイツの娘ニコールが惨殺された。捜査に乗りだした刑事ブライアンとアリは、遺体解剖の結果からニコールは殺害時麻薬を服用していたことを知る。ティクという黒人の間で流行っている薬物と似ているが、未知の分子が含まれているものだった。その後の足取り調査によって、事件の夜、ニコールが薬物の売人と会っていたことも判明する。売人を探すために聞き込み調査を行っている最中、若い黒人グループに声をかけるとアリたちの制止も聞かずに襲い掛かってきた。ただのゴロツキに見えた彼らは、最新の銃を持ち、なぜか無線機や暗視装置も持っており、その上信じられないほどの凶暴性を持っていた。その現場に残されていた薬物は、ニコールが服用したものと同じだった。そして、意外な場所でも同じ薬物は発見される。街で頻発している子ども失踪事件の一件の現場で発見されたのだ。薬物の分析結果は恐ろしいものだった。最初は快感だが、摂取し続けると攻撃性が強くなり、その後自殺の衝動が起きるという。薬物を手がかりに捜査を進めるうち、刑事たちは事件の裏側にひそむ組織的な陰謀の存在にたどり着くが…。