ＪＲ四国（高松市）は２７日、２０１７～２０年度の中期経営計画を発表した。マンションや宿泊特化型ホテルなどの事業を拡大し、農業参入なども検討。鉄道以外の収益基盤の強化で２０年度に経常利益を単体で３億円、連結で１５億円とする目標を掲げる。
　安定的に黒字を確保する「自立経営の確立」に向け、観光列車の充実や訪日外国人客の利用などで鉄道運輸収入の維持を図る。グループ収益の拡大では、高松市で再参入したマンション事業を四国外でも展開するほか、１８年秋ごろに高松駅近くで開業予定の宿泊特化型ホテルを四国内の主要都市や四国外でも検討する。