映画やテレビ、雑誌など幅広い分野で活躍した故伊丹十三さん(1933~97年)の業績を記念する伊丹十三賞の第9回受賞者に28日、俳優で音楽家、文筆家の星野源さん(36)が選ばれた。
 星野さんは1981年、埼玉県生まれ。2013年に初主演映画「箱入り息子の恋」「地獄でなぜ悪い」で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。話題ドラマに相次ぎ出演し、昨年の「逃げるは恥だが役に立つ」では主題歌「恋」を手掛けてヒットさせた。著書に「そして生活はつづく」「働く男」など。「ジャンルを横断し、息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけた星野的表現世界」が評価された。