多種多様の鬼、一挙降臨―。鬼をテーマにした立体作品を県内外から募った「第3回鬼の造形大賞」作品展が愛媛県鬼北町下鍵山の町歴史民俗資料館で開かれている。3月18日まで。
 同大賞は町が進める「鬼のまちづくり」の一環で、2015年にスタート。今回は県内をはじめ大阪府や北海道などから52作品が集まった。町内からも初めて応募があり、このほど表彰作品13点が決まった。
 同展では応募のあった全作品を展示。筋骨隆々の体や独特の険しい表情などで怖さや威圧感を前面に押し出した作品や愛くるしい子ども、孫の成長を楽しみに待つおじいちゃんなど人間味あふれる鬼が並ぶ。
 町企画振興課は「趣向を凝らした作品が多く集まった」として来場を呼び掛けている。入場料200円、月曜定休。問い合わせは同課=電話0895(45)1111。

 受賞者は次の皆さん。
 ▽最優秀賞 「雷を呼び、雨を呼び鬼北町に、日本に、豊作を呼ぶ鬼」田村将樹(大阪府)▽優秀賞 「闇鬼」渡辺洋平(新居浜市)▽特別賞 「一撃」杉山幸則(千葉県)「鬼 三人衆」wAkAbASB(鬼北町)「鬼ばぁば」一行庵(西予市)「孫鬼っこ」滝本和弘(鬼北町)「頂鬼」近藤宏治(愛知県)「父と子と山の仲間」松本みどり(鬼北町)「孫思鬼爺」佐藤好男(岡山県)「鬼の一手」鈴木理絵(千葉県)「赤子鬼」田中寛晃(埼玉県)「鬼の山賊」田中樹(大阪府)「屋根の上の見張り番」ADLIB(和歌山県)