「津波だ、逃げろ」―。東南海・南海地震などの災害に備え自助・共助の意識を高めようと、危険を知らせる声の大きさを競う大声大会が20日、愛媛県松山市和気町2丁目の和気浜海岸であった。
和気公民館が毎年開催し8回目。子ども、大人、高齢者の3部門に5歳から80代までの市民ら計約150人が参加した。
参加者は2人一組で「火事だ」などと音量の測定器に向かい、力を込めて叫んだ。
近くの浜田妙子さん(71)は妹の上野久子さん(69)と挑戦。「昔から漁業をしておりエンジン音が響く船で会話するから声の大きさには自信がある。災害時には近所の人に大きな声を掛けたい」と話していた。