伊方原発20キロ圏で住民訪問開始 四電
四国電力は22日、伊方原発(愛媛県伊方町)から半径20キロ圏内の住民を対象に、原発への不安の声を聞いたり、安全対策の状況を説明したりする訪問対話活動を始めた。伊方3号機の再稼働に向けた地域住民の理解促進策の一環に位置付けており、8月の盆までに圏内の約2万8千戸全てを訪問する予定という。
訪問対話活動は1988年から実施。今回は伊方原発や本店、四国の各支店などに勤務する社員(出向者を含む)を延べ1460人動員し、従来の1カ月間から18日間程度に期間を短縮して訪問を完了する計画。住民から寄せられた意見は集約して公表する。
22日は伊方町内を訪問した。20~30キロ圏内では自治会や自主防災組織などを中心に説明の機会を申し入れる方針という。