さあ幕開け西条祭り 嘉母神社で祭礼、児童が差し上げ
西条まつりの幕開けを飾る愛媛県西条市禎瑞の嘉母神社の祭礼が10日始まり、子どもが指揮者を務める高さ約4メートルの太鼓台が各町内を練り歩いた。17日まで旧西条市内ではだんじりや太鼓台、みこしが繰り出し、熱気に包まれる。
嘉母神社の祭礼では、1976年に地元の有志が子どもたちに祭りの楽しさを味わってもらおうと太鼓台を手作りし、運行を始めた。今では6台に増え、子どもが中心の祭りとして住民らに親しまれている。
10日は午後2時ごろから嘉母神社で安全祈願祭があり、各地区の子どもらや神社近くの3地区の太鼓台が集合。各地区の大人が協力して1台ずつ差し上げを披露し、指揮者の男の子や女の子は激しく揺れる太鼓台の上で懸命に声を上げていた。
西条まつりは、14、15日が石岡神社(氷見)の祭礼。最多の屋台数を誇る伊曽乃神社(中野)の祭礼は15、16日で、16、17日の飯積神社(下島山)の祭礼で幕を閉じる。
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