四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働問題で中村時広知事は23日、再稼働の是非について週明けの26日に意思表明する方針を固めた。安全協定に基づき四電に文書で回答し、記者会見を開いて判断の理由を説明する見通しだ。
 関係者らによると、26日は四電側に結論を伝え会見した後、上京し再稼働への同意要請を受けていた経済産業省にも報告する方向で調整を進めている。
 22日に会談した伊方町の山下和彦町長は再稼働容認を中村知事に伝達。中村知事は報道陣に「全ての条件を振り返り、自分なりにじっくりフラットな状況から考えていきたい」「土日も含めてじっくり考えたい」などと答えていた。