愛媛県砥部町広田地区の秋祭りが23日あり、高市では高市小学校の全児童15人が、花がさにはかま姿でみこしを先導する伝統の「舎儀利」や神楽、獅子舞で祭りを盛り上げ、山里の住民らを喜ばせた。
舎儀利には住民から指導を受けてきた同校の山村留学生7人が参加。約40人の行列の先頭に立ち、笛や太鼓を演奏しながら高森三嶋神社の境内や同校前をゆっくりと練り歩いた。笛を吹く大人やサルやキツネなどにふんして踊る児童らが続いた。
学校近くの御旅所で、みこ役の児童が神楽を舞い、獅子舞奉納では大人とともに猟師やキツネの役などを見事に演じた。訪れたお年寄りらからは盛んな拍手が送られていた。