石鎚国定公園指定60周年に合わせたイベント「夜の学校 じっくり深める石鎚のはなし」が5日夜、愛媛県松山市であった。約15人が受講し、石鎚山に生息する希少な野鳥や植物、保全の在り方について学んだ。
 NPO法人の西条自然学校、えひめリソースセンターなどが市民に魅力を知ってもらおうと共催。
 講師を務めた西条自然学校理事長の山本貴仁さんは石鎚山の特徴についてモミなどの暖温帯林、ブナなどの冷温帯林、シラビソなどの亜寒帯林が一つの山にある点だと紹介した。
 標高や森の分布に合わせ県鳥のコマドリ、ルリビタキなどの野鳥が観察でき、ミヤマダイコンソウといった高山植物も楽しめるとスライドを使って説明した。