美味!養殖マダイ 東京の専門学校で調理
愛媛県愛南町特産の養殖マダイを使った調理実習が19、20の両日、東京・根岸の華調理製菓専門学校であった。生徒約250人が朝締めの新鮮なマダイをさばいて刺し身や竜田揚げ、吸い物を作り、天然物との味や食感の違いについて理解を深めた。
将来、ホテルや結婚式場などの調理場で腕を振るう若い人たちに、天然物より味が劣ると思われがちな養殖魚のおいしさを伝えようと愛南町が初めて企画。愛南漁協が1・2キロサイズの100匹を提供した。
20日午前の授業には調理テクニカル科の1年生約30人が参加。町職員が養殖環境や餌の工夫、生産量などを映像で紹介し「細かく管理して安定した価格と品質を実現しており、食べて実感して」とPRした。
続いて教員がさばき方や盛り付け方など調理の手本を示した後、生徒が実際に調理。できあがった料理を試食すると一様に「おいしい」と笑顔を見せていた。