海外で盆栽人気が高まる中、愛媛県四国中央市土居地域特産の赤石五葉松の販路を海外で拡大しようと21日、欧州のバイヤーを招いた輸出商談会があった。ハンガリー、ポルトガルの盆栽輸入業者2人が訪れ、市内を中心に盆栽園6園を巡った。
 日本貿易振興機構(ジェトロ)愛媛貿易情報センターが主催し、昨年に続き2回目。約1200本を育てている同市土居町上野の盆栽園では、バイヤーが樹齢や価格などを質問していた。
 ポルトガル人のマルコ・ロドリゲスさん(44)は「土居の五葉松は自然の風合いが強く、人々の思いを感じる」と評価。「欧州の盆栽愛好家の中には自分で手を加えたい若い人も多い。海外のバイヤーを招くなど機会を捉えて情報発信してほしい」と話していた。