ミカンへの愛情がたっぷり詰まった「ハートみかん」の収穫が8日、愛媛県八幡浜市川上地区で始まった。クリスマスシーズンに限定販売し、大切な人にミカンを贈る風習「クリスマスオレンジ」をアピールする。
 果実に型枠を取り付け成長に従ってハート形にする「ハートみかん」は、ミカンを生かしたまちづくりに官民で取り組む「愛顔(えがお)のみかんプロジェクト推進協議会」の呼び掛けで生産。八幡浜にしかないミカンを作ろうと、2013年から市内各地で育てられている。
 川上地区では、ミカン農家37戸が計400個のハートみかん作りに挑戦。8日は若手後継者12人が園地に集まり、オレンジ色に輝くミカンを丁寧に摘み取った。
 収穫したハートみかんは特製の木箱に入れ、最高級の贈答用ミカンとセットで地元のJA西宇和川上共選が道の駅「八幡浜みなっと」(八幡浜市沖新田)などで15日から予約販売する予定。