現職に2新人挑戦へ 参院選愛媛選挙区
2010年当選の参院議員が7月25日の任期満了で改選を迎える。愛媛選挙区(改選数1)は自民党が国土交通副大臣で現職の山本順三氏(61)=2期、今治市=を公認。共産党は県委員会常任委員で元松山市議の小路貴之氏(72)=松山市、幸福実現党は県本部副代表の森田浩二氏(56)=松山市=を擁立しており新人2人が現職に挑む。
ただ民主党や維新の党、共産党、社民党は安倍政権が15年9月に成立させた安全保障関連法制への反発を強め共闘を模索しており、構図はまだ流動的だ。
選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公選法が初適用される見通しで、陣営は若年層を引き寄せる新たな戦術を迫られそうだ。年齢の変更は1945年に25歳以上から20歳以上に引き下げられて以来。
安保法制のほか四国電力伊方原発の再稼働問題を含めたエネルギー政策、安倍晋三首相が目指す改憲などが争点となりそうだ。
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1月1日付愛媛新聞13面で愛媛など四国3選挙区の展望を詳報しています。