四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は2015年10月に中村時広知事が再稼働に同意し、安全対策工事や審査などの手続きが進んでいる。国の原子力規制委員会では工事計画と保安規定の審査が残っている。最終手続きとなる使用前検査には数カ月程度が必要になるため、再稼働は春以降となる公算が大きくなっている。
 四電は、規制委の審査で残る工事計画と保安規定の補正申請書を15年10月末までに提出し終えた。認可を受ければ使用前検査を規制委に申請する方針で、原子炉を起動する再稼働の時期を盛り込んだ計画も明らかにするとしている。