地元食材の認知度向上や販路拡大につなげようと、南予地域の生産者らが連携し企画した行楽弁当がこのほど誕生した。豊かな南予の味覚を詰め込んだ「にゃんよ弁当」。3月開幕のえひめいやしの南予博や2017年の愛媛国体での一般販売へ向け、7日に宇和島市内で試験販売を始める。
 企画したのは、農水産物の生産や加工に携わる宇和島圏域の6事業者。県南予地方局が13年度から開く「南予地域異分野生産者交流会」で出会い、付加価値の高い商品開発に取り組むなど親交を深めてきた。
 自慢の食材を持ち寄った弁当は、しょうゆで甘辛く煮込んだアコヤ貝の身がたっぷり入った「あこやめし」と、どぶろくと麦みそに漬け込んだタイを焼き上げた「たいめし」がメーンの2種類。かき揚げや煮物などの共通メニューを含め、地元産にこだわった。
 試験販売は2月中の毎週日曜と祝日(午前11時~午後1時半)に1日約50個、宇和島市津島町近家の南楽園で。1食850円。予約も可能。問い合わせは「あすも」=電話0895(49)1317。