全国や愛媛県内で貸し切りバスの事故やトラブルが相次いだことを受け、県バス協会(32社)は3日、加盟社の運行管理者らを対象に安全講習会を松山市で開き、事故防止の取り組みを徹底する「安全輸送決議」を採択した。
 約40人が出席。愛媛運輸支局の一宮軌善支局長は兵庫県淡路市の神戸淡路鳴門自動車道での県内事業者による蛇行運転事案について「大きな事故になる可能性があった」と指摘。適切な運行管理や法令順守を求めた。
 同局の近藤准一首席陸運技術専門官は講演で、運転に影響する疾病が判明した場合の対応として追加検査と運転業務の停止のほか、点検整備による事故防止策を解説した。