愛媛県松山市久保田町の履脱(くつぬぎ)天満宮の天神祭が6日始まり、済美高校(同市湊町7丁目)の美術科生徒が絵馬を、新田高校(同市山西町)の書道部員が書をそれぞれ奉納した。
 履脱天満宮は、学問の神様とされる菅原道真が太宰府へ左遷される途中で「しばらくここに履(くつ)を脱ごう」と滞在した場所とされ、道真は村人に詩歌などを教えたと伝わる。
 絵馬(縦90センチ、横180センチ)は済美高美術科の3年生7人が制作。えとのサルと朝日に照らされた富士山をアクリル絵の具で華やかに描いた。 
 新田高書道部は、部員4人が努力を積み重ねる大切さを力強く記した「継続力也」(縦230センチ、横300センチ)を奉納した。