完成!児童お手製滑り台、全長12メートル 愛南
愛媛県愛南町御荘長月の長月小学校児童らが6日、学校近くのヒノキ林に手作りの木製滑り台を完成させた。舞台は「長月夢の森」と名付けられた「秘密基地」。子どもたちは目を輝かせながら、お目見えした遊具を楽しんだ。
夢の森は愛南町御荘長月の公務員吉村隆典さん(57)が自宅の裏山を提供し、2013年4月に児童らが造り始めた。現在、ツリーハウスやつり橋、展望デッキ、ブランコなどが設置されている。
滑り台作りは15年4月に開始。3~6年生24人が土日の空いた時間に集まり、のこぎりで材料を切ったり木に穴を開けたりと汗を流してきた。
6日は5、6年生7人が吉村さんら地域の住民3人と大詰めの作業。滑り台の側面に衝撃を和らげる発泡スチロールを張ったり、手すりを取り付けたりした。
山の傾斜を利用した滑り台は、長さ約12メートルで、最後に緩やかなカーブを付けた。約2時間の作業を終えた子どもたちは早速、滑り台へと向かい、そりを使って勢いよく滑り降り、歓声を上げていた。