愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)のホッキョクグマ「ピース」(雌、16歳)の母親「バリーバ」(25歳)が22日、「よこはま動物園ズーラシア」(横浜市)から4年ぶりに帰ってくる。獣舎は異なるが、母子がとべ動物園で暮らす様子を見られるようになる。
 バリーバはデンマーク生まれのスイス育ち。1997年にとべに来園し、2年後にピースを出産した。初産で神経質になっていたため、ピースは飼育員の高市敦広さん(46)が育て、国内人工哺育記録を更新している。
 両園によると、バリーバは繁殖のため、2011年11月にズーラシアに行き、ペアリングした現在23歳の雄との交尾が4年連続で確認されるなど出産が期待されたが、かなわなかった。高齢であるため、とべで過ごすことになった。