認知症不明者、どう捜索 介護事業者ら東温で訓練
愛媛県東温市地域包括支援センターは20日、同市田窪の市中央公民館で、認知症の行方不明者を想定した捜索訓練を行い、地元の住民や介護事業者ら計74人が、座学や体験を通じ認知症への理解を深めた。
センターの保健師らが講師となり、認知症の症状などを説明。対応する際は「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3点が重要と述べ、特有のものの考え方や見え方などを説明した。
声掛け訓練では、認知症の相手に不安や恐怖を与えないように話し掛ける方法をグループに分かれ検討し、患者役の参加者に試行。相手が怒ってしまった場合の対応などの質問もあり、センター職員は「少し時間を置いたり、近くの警察署へ連絡したりする方法もある」と助言した。