四電 再稼働へ工事計画の最終補正書提出
四国電力は3日、愛媛県の伊方原発3号機の再稼働の前提となる工事計画認可の補正申請書を国の原子力規制委員会に提出したと発表した。新規制基準を踏まえた最終的な申請としている。
工事計画が認可されれば四電は使用前検査を規制委に申請する見通し。ただ規制委は保安規定の補正申請書も審査している。
詳細な耐震設計などを盛り込んだ工事計画の補正申請書の提出は4回目。原子炉容器や新たに設置した非常用発電設備など15施設について機器の安全性評価に関する計算方法といった記載を充実させた。
四電は「今後も規制委の審査に真摯(しんし)に対応し、速やかに新規制基準に適合しているとの評価を頂けるよう最善の努力を尽くす」としている。
規制委事務局の原子力規制庁の担当者は「(補正申請書を)受け取ったばかりでこれから内容を確認するが、これまで通り必要があればヒアリング(非公開)を行い、技術的な論点などがあれば審査会合(公開)を開く」とした。