女性の登用を進めている愛媛県警は15日、松前町西古泉の県警察学校で女性限定の採用説明会を開き、オープンキャンパスと合わせて警察の仕事のやりがいや魅力などを伝えた。
 説明会には県内の大学生ら30人が参加。警務課の森兼徳・人事管理官が「女性のしなやかさや優しさを生かした仕事を期待したい」と呼び掛け、2018年4月までに女性警察官を全体の10%前後に増やす目標を掲げていることなど県警の取り組みを紹介した。
 現職の女性警察官が育児休業を取得した体験や仕事のやりがいについて説明し、15年に県警初の女性幹部の「警部」となった犯罪被害者支援室の徳田美由紀課長補佐は「出産や育児の支援制度が整い、性別に関係なく能力を生かせる。人の役に立つやりがいのある仕事」と話した。