14日正午ごろ、大きなエンジン音をとどろかせ、松山空港の上空に見慣れない飛行機が現れた。4基のエンジン、垂直尾翼に大きな日の丸。そして機体の前方には「日本国 JAPAN」の文字が踊る。
 国土交通省松山空港事務所などによると、正体は、皇室や首相の外遊時に使用される政府専用機。会議室や記者会見席などを備え、「空飛ぶ官邸」とも呼ばれる。飛行訓練で松山空港を利用したためで「VIP」の登場はなかったが、空港南側の公園に居合わせた飛行機ファンは大興奮だった。