愛媛県今治市中心部を流れる浅川で、川底に堆積した泥を取り除くしゅんせつ工事が行われている。ポンプを搭載した専用船で掘削しており、県今治土木事務所によると県内でも珍しい大規模工事という。
 工事は河口から約1・4キロの浅川防潮水門の周辺で実施。川底には長年の泥が約1・5メートル堆積しており、大雨などの際に水があふれないようにする。
 浅川は常に水が流れており、パワーショベルなどによる作業は非効率的なため、ポンプしゅんせつ船を利用。船は全長約15メートルでポンプの先にカッターが付いており、泥を掘削して水と一緒に吸い上げる。泥は配管で近くの作業場に搬送。セメント固化剤と混ぜ固め、道路の盛り土として利用する。