ヒジキ養殖を産業化し、日本一の産地を目指そうと愛媛県は18日、関係市町や水産加工会社による県ヒジキ産業育成研究会を設立した。県が2009年から取り組んでいる養殖技術開発のほか、商品開発やブランド化に力を入れる。
 県水産課によると、国産需要の高まりを受けて県内の共販価格は近年、乾燥重量1キロ当たり千円前後で推移。天然物が中心の共販での販売数量は12、13年度に長崎に次いで全国2位だった。さらなる規模拡大で愛媛産の知名度を高めたい考えだ。
 18日は、松山市二番町4丁目の水産会館で初会合があり、約30人が出席した。