幼稚園教諭や保育士を目指す学生に動物への理解を深めてもらおうと、愛媛県松山市桑原3丁目の松山東雲女子大で26日、移動動物園実習があった。心理子ども学科3年の36人が犬やヘビ、カメなどと楽しいひとときを過ごし、動物との触れ合い方を学んだ。
講義の一環で毎年実施しており、今年は11種計25匹が登場。同市北梅本町の獣医師宮内康典さん(65)が講師を務めた。
宮内さんは、見た目や動きで怖がる人が多いヘビを例に「『よく分からないけど嫌い』ではまるでいじめ。先生が率先して子どもの前で動物に触って」と呼び掛けた。学生らは、ヘビを腕に巻き付けたりポニーにまたがったりした。