行方不明者の捜索などで活躍する嘱託警察犬の技術を向上させようと、愛媛県警鑑識課は31日、松前町中川原の重信川河川敷多目的公園で嘱託警察犬の競技会を開催し、24匹が足跡追及と臭気選別の2部門に分かれて競い合った。
 開会式で台野寿刑事部長が「愛媛の嘱託犬はレベルが高く、頼もしく感じている。優秀な警察犬を育てていってほしい」とあいさつ。小型犬として初めて県警嘱託警察犬となり、同競技会がデビュー戦のミニチュアシュナウザーのレオン(雄、3歳)が臭気選別のデモンストレーションを披露した。
 今治市東村2丁目の訓練士徳永達実さん(63)は「たくさんの種類の犬を訓練してきたが、レオンには光る才能がある。小型犬にしかできないことを今後発見していきたい」と話した。