国土交通省松山河川国道事務所は10日夜、愛媛県松山市井門町の重信川河川敷で、災害発生時に使用する機械類や情報通信システムの操作訓練を実施した。県内の自治体職員や土木業者ら約65人が、夜間でも確実に復旧支援活動が行えるよう手順などを入念に確認した。
 茨城県で鬼怒川の堤防が決壊した2015年9月の関東・東北豪雨での出動経験を踏まえ、より実践的な訓練に取り組もうと四国で初めて夜間に実施。
 参加者は会議机や簡易ベッドなどを備え、トラック車体を両サイドに拡幅できる対策本部車や、土砂崩れによる二次災害など危険を伴う現場で遠隔操作できる「バックホウ」といった資機材の操作を体験した。