四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)が再稼働に向けて大詰めの段階に入る中、再稼働に反対する市民グループは11日、伊方原発のゲート前で座り込みを行い、四電に事故の危険性や脱原発を訴えた。
 座り込みは、東京電力福島第1原発事故が起きた3カ月後の2011年6月から毎月11日に実施。61回目の今回は、四電が7月下旬を目指す伊方3号機再稼働が近づいていることもあり、県内外の約150人が抗議態勢を強めた。
 四電は伊方3号機の再稼働に向け、5月末で必要な安全対策工事をほぼ完了。6月下旬に原子炉への核燃料装塡(そうてん)を予定している。